◆パ・リーグ　日本ハム―ロッテ（９日・エスコン）

　中日からトレードで加入した日本ハム・山本拓実投手がロッテ戦に移籍後初先発。２イニング、打者６人をパーフェクトに封じ、圧巻の“先発デビュー”を飾った。

　大歓声を受けてマウンドに上がると、すぐさま快投が始まった。先頭の藤岡を内角低めのシンカーで一ゴロに抑えると、角中は外角からのスライダーで二ゴロ、中村は１５０キロの直球で追い込み、最後は外へのキレ味鋭いスライダーで空振り三振に斬った。

　２回は４番・ポランコを内角スライダーで詰まらせて遊飛、山口もスライダーで空振り三振、最後は安田を１球で中直に封じ込んだ。　先発登板は中日時代の２０年７月２１日・巨人戦（ナゴヤＤ）以来、３年ぶり。新庄剛志監督が移籍後早々に７月９日の先発を宣言して迎えた一戦。同じく新加入した郡司裕也とのバッテリーで最高の結果を残し、確かな実力を証明した。

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