【ソフトバンク】6点差逆転目前も遠かった1点 9回無死一、三塁から無得点 藤本監督「先頭打者が何とか」

スポーツ報知

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2023.7.7(金) 22:06

先発した有原航平の交代を告げた藤本博史監督(カメラ・池内 雅彦)

◆パ・リーグ 楽天6―5ソフトバンク(7日・楽天モバイル)

 ソフトバンクが大逆転を目前にして、あと一歩及ばなかった。

 初回に先発の有原が5失点。3回にもフランコの一発で0―6と大量ビハインドを背負った。それでも、5回に近藤が右前適時打を放ち、反撃開始。6回には栗原の10号ソロ、なおも2死満塁から近藤の左前適時打、柳田の右前2点打で一挙4得点を奪い、1点差まで詰め寄った。

 9回。楽天の守護神・松井から近藤、柳田の連打で無死一、三塁。同点、さらには逆転のチャンスをつくった。1死後、代打・デスパイネの打球は浅い中飛。この回から代走出場の三塁走者・周東はタッチアップの姿勢からスタートの構えは見せたが、楽天のセンターは強肩・辰己。本塁突入はしなかった。

 周東といえば、1日の西武戦(ベルーナD)で1点を追う8回に同じく代走出場。代打・野村大の浅い中飛で三塁からタッチアップ。ヘッドスライディングで同点の生還を果たしている。この場面と似た状況ではあったが、藤本監督も「あれじゃ(本塁突入は)無理でしょ。暴投というか、ボールがずれない限りは無理じゃないですか」と振り返った。

 指揮官は「強いて言えば、2回、9回のところ。何とかノーアウト一、三塁の場面で先頭打者が何とかするというね。もう内野ゴロでも1点取れるわけやから。初回に5点取られて、スクイズなんてできないしね。そこは何とか先頭打者が、(相手の内野陣の)ポジション見たらショートゴロ、セカンドゴロでも1点取れるわけやから。そういうところを貪欲にいってもらったらいいんじゃないかな。まあゲーム的には5回、6回の攻撃というのは見事だったし、あと1点というところが遠かったけど。打線はよく粘ってますよ」と8日以降の戦いに視線を向けた。

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