【ソフトバンク】西田哲朗広報が関大でホークスナインの社会貢献を講演「全力で伝えたい」和田、ギータからビデオメッセージも
スポーツ報知
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2023.7.3(月) 16:21
ソフトバンク・西田哲朗広報(31)が3日、大阪・吹田市の関大経済学部でホークスナインの社会貢献活動について90分間、講演を行った。「選手が頑張っている姿を素直に知ってもらいたい。世の中に出ていない1割でも2割でもいいんで、皆さんに知ってもらいたい。それが僕が頑張れている源です」とあいさつし、学生から拍手を浴びた。
関大第一出身でソフトバンク、楽天でもプレーした西田氏は、20年限りで現役を引退し、翌21年から球団広報に就任。旧知だった経済学部の後藤健太教授と登壇した。中村晃、和田、柳田らが成績に連動してさまざまな社会貢献活動を行っていることを紹介。「1人の選手がどれだけ寄付、社会貢献されているか。周知されていない事実を全力で伝えたい」と明かした。
和田、柳田には西田広報自らがインタビュー形式で社会貢献について質問した動画を流した。ギータは学生に対して「うまくいかないことも多いと思いますが、そういう時に試練を乗り越えて、また1枚も2枚も人として成長できるように頑張ってほしいなと思います」とコメントを寄せた。
広報になって3シーズン目を迎えた。ナインの気持ちに寄り添いながら、露出度を上げたり、ファンの期待に応えることを意識している。「関西大学の付属高校で学んだことは自分の財産。選手の心を理解する。会話している人の中に入り込むことを大事にしています。最前線の現場ではなく、一歩下がった土俵から選手を応援できる。そういうのは僕しかできない」。元選手の経験も生かし、縁の下の力持ちとしてホークスを支えていく。
◆ソフトバンクナインの主な社会貢献活動
▽中村晃 2018年か乳がんの早期発見を呼びかける「ピンクリボン運動」の先頭に立ち、1安打につき1万円を認定NPO法人「ハッピーマンマ」へ寄付。
▽柳田悠岐 本塁打数×15万円を「SOS子どもの村JAPAN福岡」など2団体に寄付。
▽和田毅 05年からNPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」を通じてポリオワクチン寄付(1球につき10本など)を継続し、06年にゴールデンスピリット賞を受賞。
▽今宮健太 1安打につき1万円をクラウドファンディングで大分県のこども食堂へ寄付。
▽又吉克樹 1登板につき1万円を一般財団法人「世界少年野球推進財団」に寄付。
◇西田 哲朗(にしだ・てつろう)1991年9月4日、大阪・茨木市生まれ、31歳。箕面自由学園小4年から野球を始める。関大第一では1年夏からベンチ入りし、同秋から遊撃のレギュラー。16強入りした3年夏の大阪大会初戦でサイクル安打を達成。高校通算37本塁打。09年ドラフト2位で入団。14年に自己最多の131試合に出場し、7本塁打。17年オフにソフトバンクにトレード移籍。プロ通算388試合に出場し、打率2割1分9厘、13本塁打、71打点。180センチ、85キロ。右投右打。
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