◆パ・リーグ　ロッテ４―５楽天（３０日・ＺＯＺＯ）

　楽天・小深田大翔内野手が２回に自己最多の４号を放ち先制。チームに流れを引き寄せ連敗を２でストップさせた。

　両軍無得点の２回２死一塁。小深田は相手先発・美馬の３球目。１４２キロの直球を捉えると、打球は風に乗って敵軍ファンが詰めかける右翼ポール際へ飛び込んだ。先制点を奪う４号２ラン。「よかったけど風のおかげもあると思う。なかなか打球が切れずに入ってくれたのでよかったです」と冷静に振り返った。

　勝利の女神がほほえんだ。８日の阪神戦（楽天モバイル）で放った逆転サヨナラ３ラン以来１７試合ぶりの一発。今季は小深田が本塁打を打った試合は４戦全勝で２１年からは７勝２分と勝利の流れを呼び込んでいる。「たまたまです」と笑みを浮かべたが、勝利の立役者として躍動している。

　２―１の４回２死一塁からは遊撃への内野安打を放ちマルチ安打でチャンスメイク。その後、太田の適時二塁打でホームを踏んだ。

　２１年、２２年の３発を更新し、早くもキャリアハイ。「ホームランはたまたま打てればいい。もっともっとヒットをたくさん打てるようにしたい」。小深田の一撃がチームを上昇気流に乗せていく。

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