◆パ・リーグ　ソフトバンク２―４オリックス（２５日・ペイペイドーム）

　オリックスが同一カード３連敗を阻止したが、ロッテとの勝率差で３位に転落した。この日の一番は先発・山崎福の好投。あと１死で一発を許して６年ぶりの完封を逃したが、８回２／３を４安打２失点でリーグトップタイの６勝目（２敗）を挙げた。早くも昨季の５勝を上回り「若月の言葉が（気持ちを）落ち着かせてくれる感じなので、本当にありがたい。若い投手たちにも負けていられない気持ちもある」と勝利数で並んだ山本や宮城、山下を意識した３０歳左腕。成長を問われた中嶋聡監督は「置いといて…」と冗談交じりに口を開いた。

　「持っているものに対して、あっさりしているところが課題だった。それをしっかり、自分でコントロールできるようになってきたのかな、と思います」。９回２死から柳田に２ランを浴びた際も、山崎福と同様に悔しそうだった指揮官。「行けるんだったら、行ってほしいですけどね。（９回続投は）やめよ、次からは」と愛ある辛口コメントを浴びせ「そうしとかんとダメなんですよ、サチ（山崎福）の場合は。いろんなことをしてくれるんで…」と独自のやり方で、潜在能力を引き出していくつもりだ。

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