◆イースタン　日本ハム１―１２ＤｅＮＡ（２４日・鎌ケ谷）

　中日から日本ハムにトレード加入した山本拓実投手が２４日、イースタン・ＤｅＮＡ戦で移籍後初登板。最速１５０キロをマークし、１回１安打無失点、２奪三振でデビューを飾り「自分の武器は真っすぐの強さと思い切りの良さ、バッターに向かっていくところ。どんな場面でも腕を振るっていうのは最低限、出せたのかなと思います」と振り返った。

　７回に５番手としてマウンドへ上がり「久しぶりに緊張した」と先頭から内野安打と四球で無死一、二塁のピンチを招く。それでも最速１５０キロの直球で押すスタイルを貫き、２者連続三振と中飛で新天地初登板を無失点で切り抜けた。「力んだんですけど、なんとかゼロで帰ることしか考えてなかった」と胸をなで下ろした。

　昨季は中日で３０試合に登板し、防御率３・６０の実績を残した高卒６年目の速球派右腕。新庄監督からは「好きなタイプ。浮き上がるボールが面白い」と期待を寄せられており「これから大変な競争にはなると思うんですけど、僕はドラゴンズで５年半しっかりやってきた自負もある。大事なところは忘れず、ファイターズの良さもどんどん吸収してやっていきたい」と先を見据えた。

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