楽天は交流戦優勝が消滅…2回6失点の藤平に谷繁氏が課題を指摘「右手が早く見えてしまう」

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2023.6.21(水) 06:54

楽天・藤平尚真 (C) Kyodo News

◆ 齊藤明雄氏は「山崎に出ばなをくじかれた」

 楽天は20日、敵地でのヤクルト戦に0-13で大敗。わずかな可能性ではあったが、残していた交流戦優勝の可能性が消滅した。

 この日は先発の藤平尚真が大誤算。初回に二死一・二塁からホセ・オスナに手痛い一発を浴びて3点を失うと、さらに四球を挟んで内山壮真に2ランを被弾。1イニング2発でいきなり5失点を喫してしまう。

 2回も先頭の山崎晃大朗に11球粘られた末の12球目を選ばれて四球を与えてしまうと、盗塁と外野フライで一死三塁となり、山田哲人との対戦中にパスボールで1点を献上。3回に打席が回ってくるところで代打を送られ、2回6失点で降板となった。


 20日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した齊藤明雄氏は、藤平について「本来ならローテーションに入らないといけない投手。ものすごく期待もされているんですが……」としたうえで、苦戦の要因には初回の“山崎晃大朗との対戦”に注目した。

 齊藤氏は「初球の真っすぐを打ち返されて、それがファウルにはなったんですが、そこで自分のボールが行っていないという感覚になってしまったのか、変化球頼りになってしまった」と振り返り、いきなり良い当たりを打たれたところに原因があるのではないかと指摘。

 続けて「真っすぐを恐々と投げてしまい、そこから粘られて四球になってしまうという悪循環になってしまった。山崎に出ばなをくじかれたかなと」とし、“与四球4”の原因となった出来事を解説した。


 また、番組MCを務めた谷繁元信氏は「左の腰の開きが早いので、右手が早く見えてしまっている。こういうタイプの投手は、打者としても捕えやすいですよね」とフォームの問題点に言及。

 6月9日以来となる久々のマウンドでチャンスを掴むことはできなかったが、次回の登板では修正して立ち直った姿を見せることができるか。24歳右腕の逆襲に期待したい。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



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