万波中正の好返球に解説陣も釘付け 大矢氏「良いプレーでニュースに出ることが増えてきた」

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2023.6.11(日) 07:54

日本ハム・万波中正 (C) Kyodo News

◆ バットだけでなく守りでも存在感

 日本ハムは10日、本拠地での阪神戦に4-3で勝利。「4番・右翼」でスタメン出場した万波中正は無安打で終わったものの、守備で1点を防ぐ好プレーを見せた。

 3-3の同点で迎えた5回表。先発の伊藤大海が安打と犠打で二死二塁のピンチを迎えると、中野拓夢は一二塁間を破る安打。二塁走者の木浪聖也が勝ち越しを目指して三塁を蹴る。

 しかし、右翼手の万波中正が前進しながら打球を捕ると、勢いのままに矢のようなバックホーム。本塁タッチアウトの判定に阪神ベンチはリクエストを要求したが、判定は変わらず3アウトが成立。勝ち越し点を防いで見せた。


 このシーンは同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも話題に挙がり、解説者の大矢明彦氏は「キャッチャーも上手く捕っているんですが、低く投げてくれているからこういうプレーができる」とコメント。

 思えば、新庄剛志監督は就任当初から“低い送球”へのこだわりを見せ、1年目の春季キャンプでは車の上に乗って指導するシーンも話題になった。大矢氏は続けて「最近の日本ハムはこういう良いプレーでニュースに出ることが増えてきた。それだけチーム力も付いてきたということだと思います」と語り、チームの成長ぶりに目を細めた。

 今季はここまでリーグトップの11本塁打、リーグ2位タイの32打点と打撃でチームを引っ張ってきた万波だが、この日は圧巻の守備でチームに貢献。攻守両面において欠かせない存在となっている。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



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