【オリックス】森友哉2打席連発で連敗3でストップ リーグ2位浮上、交流戦首位に並ぶ 

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2023.6.11(日) 06:30

ヒーローインタビューで絶叫する頓宮裕真と森友哉(左)(カメラ・岩田 大補)

◆日本生命セ・パ交流戦 オリックス7―3DeNA(10日・京セラドーム)

 4番の仕事だ。オリックス・森友哉捕手(27)が今季2度目の2打席連続アーチを描き、4連敗阻止に貢献した。リーグ2位を誇る得点圏打率3割8分6厘の勝負強さを見せつけたのは5回1死一、三塁。右腕・ガゼルマンの初球チェンジアップを振り抜いた。「ほんまに入ってくれ」―。祈りが届き、弾丸ライナーは右中間席に突き刺さる9号3ランに。右手を突き上げ、ダイヤモンドを一周した。

 4回1死では「完璧でした」と低めスライダーを捉え、右中間に5試合ぶりとなる先制ソロ。4月25日の日本ハム戦(エスコン)以来となる2打席連発で早くも昨年の8本塁打を上回った。「振れなくなるのが怖い」とフルスイングをバロメーターとし、DHでの出場時は体が硬くならないようにベンチで座らない工夫をこらす。連敗中は3試合で2得点だっただけに、中嶋監督も「あの(2本目の)ホームランが大きかった」とたたえた。

 後輩の良きお手本だ。3安打2打点で一緒にお立ち台に上がった頓宮が最たる一人。同じ捕手のライバルだが、「自分は誰とでも野球の話を『ウィンウィン』でしたい」と門戸を開く。4月下旬には試合前練習が始まる前に「教えてください」と請われ、バットを振って実演しながらロングティー打撃につき合う姿もあった。今や一塁のレギュラーをつかみ、打率3割4分5厘でリーグトップの頓宮は「練習の取り組み方も含め、学ばせていただいている」と感謝してやまない。

 リーグ3位タイの9本塁打、同2位タイの32打点とした背番号4にけん引され、チームは2位に浮上し、交流戦首位に並んだ。「勝ちたい気持ちだけで毎日を過ごしている。3連覇目指して頑張ります」。ヒーローインタビューで高らかに誓った主砲が再び上昇気流に乗せる。(小松 真也)

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