【日本ハム】宮西尚生が791日ぶり白星「前回失敗してたから」1回3人締めで勝ち越し呼び込む

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2023.6.10(土) 22:08

8回から2番手で登板した宮西尚生(カメラ・中島 傑)

◆日本生命セ・パ交流戦 日本ハム4―3阪神(10日・エスコン)

 圧巻の3人斬りで勝利を引き寄せた。日本ハム・宮西尚生投手が阪神戦(エスコン)の8回から2番手で登板し、上位打線を無安打、2奪三振、無失点。同点の場面で気迫全開の熱投を見せ、直後の勝ち越し劇を呼び込んだ。21年4月10日・オリックス戦以来、791日ぶりの勝利が舞い込んだ左腕は「毎回言ってるけど、勝ち星は先発についてほしい。まあでもチームが勝ったのはいいことやし、3人でしっかり終われて流れが来たかな」と静かに汗をぬぐった。

 7回3失点と粘投した先発・伊藤の後を受けてマウンドへ。まずは関学大の後輩・近本を三ゴロ。中野、ノイジーは連続三振に抑え、気迫全開で吠えた。6日の広島戦(エスコン)では19試合ぶりに失点し、救援に失敗。「前回失敗してたからね。気合が入った」とリベンジを胸に腕を振った。

 ベテランの快投に、建山投手コーチは「嫌な場面だったと思う。同点で、塁に出したら盗塁がある打者をしっかり抑えてね。彼の経験がものを言った」と脱帽。故障明けとなった今春のキャンプでは「本当に彼には失礼ですけど『若手と競争してくれ』と直接話をさせてもらって。その中で彼が必死にやってくれた。それがいい形で実を結んでいると思います」と最敬礼した。

 初登板から全て救援ながら、これで通算37勝目。「もうわかんないっす、死ぬほど投げてるからね(笑い)。そらそうもなるよ」と試合後は苦笑いした。続けて「やっぱり先発に勝ちがついて、リリーフにホールドがついて、抑えにセーブがつくのが一番気持ちいいって僕は思う。だから(伊藤)大海に勝ちをつけさせてあげたかった」と鉄腕らしく後輩を思いやった。

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