ハーラートップ6勝目!日本ハム・鈴木健矢の“投球術”を館山氏も大絶賛「臆することなく投げている」

ベースボールキング

  • ニュース

2023.6.10(土) 07:24

日本ハム・鈴木健矢 (C)Kyodo News

◆ 変則右腕を「とにかくバランスが良い」と称賛

 日本ハムの鈴木健矢が9日、ホームの阪神戦で先発登板。6回無失点の好投を見せ、リーグトップタイの6勝目(2敗)を挙げた。

 この日は4回まで毎回走者を出す展開となるも、要所を締める投球で阪神打線に得点を与えない。結局6回までに102球を要したが、被安打4・与四球1の無失点でマウンドを降りると、その後は河野竜生から池田隆英、最後は田中正義とつないで完封リレーが完成した。

 これで鈴木はロッテ・西野勇士と並ぶリーグトップタイの6勝目をマーク。規定投球回には達していないものの、防御率も1.55という圧巻の成績を残している。


 鈴木の好投について、9日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の館山昌平氏は「とにかくバランスが良かった。ストライク先行で、なおかつ打者のインサイドをどんどん攻めた投球が出来ていた」と好投の要因を挙げた。

 安定した投球が続けられるポイントには「緩急」を強調し、「カーブを交えて緩急を使いながらクイックを使うなど、フォームの変化でも緩急を使っていた」と投球以外の面での工夫についても言及。「バッターはタイミングが取りづらかった思いますし、このような投球が出来るからこそリーグトップタイの6勝を挙げることができているのかと思います」と手放しで賞賛した。

 左打者を7人並べた阪神打線に対しても臆することなく投げ込み、見事なピッチングを見せた25歳の右腕。チームの勝ち頭としてこの快進撃を続けていくことができるか、今後の投球からも目が離せない。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



【動画】安定感抜群!北のサブマリンが阪神打線を翻弄/6月9日:日本ハム-阪神のハイライト



記事提供:

ベースボールキング