オリックス、逆転負けで3連敗…山下プロ初黒星、6回2自責点も痛恨失策で4失点

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2023.6.9(金) 21:14

オリックス・山下舜平大[写真=北野正樹]

● オリックス 2 - 4 DeNA ○
<1回戦・京セラD大阪>

 オリックスは逆転負けで3連敗。デビューから5連勝中だった先発の山下舜平大投手(20)は、6回4安打4失点(自責点2)でプロ初黒星を喫した。

 オリックス打線は1点を先制された直後の2回、DeNA先発・バウアーに対し一死から6番・中川圭が右前打で出塁すると、続くゴンザレスの打席で中川圭が二盗に成功。ゴンザレスは空振り三振に倒れ二死となったが、続く紅林の初球がDeNA捕手・伊藤の捕逸を誘い、ボールが三塁ベンチ前まで転がる間に二塁走者の中川圭が一気に本塁生還を果たした。

 ラッキーな形で同点に追いつくと、4回はリーグ首位打者の5番・頓宮が豪快アーチ。カウント1-1後の高めに浮いたナックルカーブを見事に捉え、打球は左翼席に着弾する逆転の2号ソロとなった。

 NPB新記録の先発でのデビュー6連勝がかかる山下は、5回を1失点で終え6勝目の権利をゲット。しかし6回、2四球などで二死一、二塁のピンチを招き、4番・牧に同点となる左前適時打を許した。さらに、左翼・茶野からの送球をカットした三塁・廣岡が、二塁へ進塁した関根のオーバーランを見て二塁へ送球。これが悪送球となり、ボールが無人の右中間を転々とする間に、関根に続き打者走者・牧の生還まで許した。

 思わぬ形で逆転を許した山下は、6回98球、4安打4失点(自責点2)、7奪三振2四球の内容で降板。チームはそのまま敗れプロ入り初の敗戦投手となり、NPB新記録となるデビューから先発での6連勝とはならなかった。

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