ソフトバンク・近藤健介 (C)Kyodo News

◆ 交流戦で本領発揮へ

　ソフトバンクは7日、本拠地でのDeNA戦に4－0で勝利し3連勝。「3番・左翼」でスタメン出場した近藤健介は3打数3安打1打点の活躍でチームの勝利に貢献した。

　初回、一死一塁の場面で第1打席を迎えると外角の変化球を捉え左安打を放ちチャンスを拡大する。続く一死二塁で迎えた第2打席では初球を捉えフェンス直撃の適時二塁打を放ち、先制点をチームにもたらす。さらに6回に先頭打者で迎えた第3打席では外の速球をはじき返し、今季2度目の猛打賞を記録した。

　同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演の松中信彦氏は「調子が悪いときは真っすぐ系のボールをミスショットする傾向があったんですけど、今日はしっかりそれを1球で仕留めているので状態はすごく上がってきているのかな」と高評価。

　同じく出演した井端弘和氏も「1打席目、2打席目で簡単にヒットを打っていたので3打席目も出るのかなって思っていましたけど、的確に捉えだしましたね」とコメント。続けて「打率.266ではなく、3割打てるバッターですしそこを目指してほしいですよね」と今後の活躍に期待を込めた。

　近藤はここまで打率.266、特に5月打率.235と本来の打棒に陰りを見せていたが6月に入り打率.409と一気に復調の兆しを見せている。チーム9度目の交流戦優勝、そして3年ぶりのリーグ制覇へ向け今後も近藤のバットに期待したい。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

【動画】6月打率.409！近藤の猛打賞ハイライト