【ロッテ】佐々木朗希「四球と暴投が全て」 6回1安打10Kも5四死球1失点で今季初黒星
スポーツ報知
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2023.6.5(月) 05:23
◆日本生命セ・パ交流戦 阪神2―0ロッテ(4日・甲子園)
わずか1安打で、白星がスルリと離れた。ロッテ・佐々木朗希投手(21)は、快音にハッとして打球を振り返った。両軍無得点の6回、四球と盗塁、暴投で招いた1死三塁の危機。浮いたフォークを大山に右前適時打され、先制点を献上。6回1安打10奪三振の圧倒的投球を見せたが、援護に恵まれず今季初黒星を喫した。「四球と暴投が全て。それ以外は良かったと思うのでそこだけがもったいなかった」と振り返った。
術中にはまった。21年5月27日の阪神戦でプロ初勝利を挙げた甲子園で自身公式戦2度目の登板。初回から、この日最速163キロを計測して聖地をどよめかせたが、わずかな制球のズレに苦しんだ。2回に森下に死球を与えると、4回には1死から大山、佐藤輝に連続四球。待球策にじれるように、球審の際どい判定に苦笑いする場面も見られ、2度の暴投も記録するなど力みが目立った。捕手の佐藤都は「いつも通りの朗希じゃないのかなと思った」と分析。吉井監督が試合前にメドとしていた90球のうち、78球を5回で使い、失点した6回を投げ終えた時には102球だった。
計5四死球はプロ入り後ワーストタイでストライク率は今季ワーストの60・8%。それでも怪物は「多少の誤差なので気にしてないです」と次回登板へ切り替えた。今季の奪三振数も両リーグトップの69まで積み上げた。チームは今季7度目の完封負け。今季初の4連敗を喫し、首位から陥落した。ここで踏みとどまって、巻き返すしかない。(小田原 実穂)
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