日本ハム・加藤豪将

◆ MLB経験ある異色ドラ3

　日本ハムは31日、ヤクルト戦（エスコンF）に5－2と勝利し、交流戦2連勝発進となった。

　この試合の主役は、「5番・二塁」でフル出場したドラフト3位の加藤豪将。1点差に詰め寄られ迎えた3回に、ヤクルト先発・市川悠太の137キロ直球を捉え、NPB初アーチとなる1号ソロを右中間席へ放つと、5回も再び加藤豪が、2打席連発となる右越えソロを放ち、2ホーマーの大活躍。

　試合後のヒーローインタビューで加藤豪は「自分がお立ち台でインタビューを受けれているのは、色々な人が助けてくれたおかげなので、とても今幸せです」と嬉し気に語った。

　2本の本塁打を放ち大活躍を見せた加藤豪について、31日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の五十嵐亮太氏は「打つポイントが近く見える。ぎりぎりまでバットを寝かせて、ボールが来た瞬間に打ちに行くので、アメリカでやっていた選手だなと言うようなスイングに見えました」と加藤豪のスイングの特徴について話した。

　続けて「1本目のホームランでは外の真っすぐを打って、2本目はチェンジアップ系の変化球を上手く打てている。投手からしたら真っすぐも変化球も打たれて、なかなかどう抑えていいのか悩ましいところがあったと思う」と2本のホームランを称賛。

　また、同番組に出演した解説者の大矢明彦氏は「こんなに長打を打てるバッターだとは思っていなかった。しっかりとスイングもできているし、凄い戦力になると思う」と加藤豪を高評価した。

　日本ハム加入後は、2度の故障離脱もあり出遅れたものの、5月25日のソフトバンク戦（エスコンF）でNPB初出場。「人生初」だと語る2打席連続のアーチを放った、MLB経験ある異色ドラ3の活躍に今後も目が離せない。

☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

【動画】まさに豪快！日本ハム・加藤豪将の2本のホームラン