達川氏「20勝しようと思ったら…」ロッテ・佐々木朗希が復帰白星も辛口コメント

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2023.5.29(月) 07:14

佐々木朗希 [写真=北野正樹]

◆ 失点シーンについて言及

 ロッテの佐々木朗希投手(21)が28日、敵地でのソフトバンク戦で自身3週間ぶりに先発登板し、6回82球、3安打2失点、1四球9三振と好投。今季4勝目を手にした。

 佐々木朗は初回から三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せると、3回にはこの試合最速となる164キロの直球で甲斐拓也から見逃し三振を奪うなど、序盤3イニングは1人の走者も許さない完璧な投球を披露する。

 3点リードの4回に中村晃を内野安打で出塁させ、続く2番・牧原大成には失投を捕らえられ適時三塁打。さらに3番・近藤健介に犠飛を許し2点を奪われたが、それ以降は立ち直り、5回と6回をそれぞれ無失点に抑えた。

 同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の達川光男氏は「3週間も実戦から離れたのに、21歳の若い子が簡単に試合に入れていましたよ」と、完璧な立ち上がりを見せた佐々木朗を称賛。

 しかし、「これから彼が体ができてきて、ローテーションを守って20勝しようと思ったら、こういうピッチングをしたらダメですね」と、4回の投球については辛口コメント。

 適時打を打たれた牧原大との対戦は、低めのフォーク2球であっさりと2ストライクに追い込んだ直後、3球目のフォークが高めに浮いたところを仕留められた。

 この場面について、同じく番組に出演した齊藤明雄氏は、「抜けた感じだと思うんですけど、もう少し叩きつけるくらいの気持ちで投げれば心配ないと思います」とフォークの制球面に触れつつ、「配球を失敗したのかなと。160キロを超えるストレートがあるなら1球まっすぐで仕留めにいかなきゃいけないと思います」と、結果的に“フォーク3連投”となった配球にも改善の余地があると指摘した。

 解説陣から“理想”を求める指摘の声も飛んでいたが、復帰戦でチームを勝利に導く上々のクオリティースタート。パ・リーグ首位で交流戦に突入するチームにとっては、心強い若武者が帰ってきた。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』


【動画】佐々木朗希が復帰戦を白星で飾る!28日のソフトバンク戦ハイライト



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