【ロッテ】安田尚憲、村上宗隆世代の未完の大器目覚めた 3ラン2打席連発 村神様を「すごすぎて参考に」

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2023.5.25(木) 06:30

6連勝し、マウンド上でタッチを交わす安田尚憲(中央)らロッテナイン(カメラ・今西 淳)

◆パ・リーグ ロッテ11―1西武(24日・ZOZOマリン)

 若きスラッガーのお目覚めだ。ロッテ・安田尚憲内野手(24)が自身2度目となる2打席連続アーチを含む計3安打。自己最多の6打点と大暴れした。チームも今季最多となる13安打11得点の猛攻で2年ぶりの6連勝。貯金を今季最多の10とし、2差単独首位をキープした。

 本塁打に飢えていた。初回2死一、二塁。今井のスライダーを右翼席中段まで運ぶ豪快な先制3号3ランは4月25日の西武戦(ZOZO)以来1か月ぶりの一発。「最高の感触だった。ホームランずっと打ちたかったので打てて良かった」と笑った。これで勢いに乗ると、5点リードの3回無死一、三塁には本拠地では初となる左翼席への2打席連続4号3ラン。プロ2度目の2打席連続アーチとなった。

 6年目を迎える24歳。同学年のライバルであるヤクルト・村上は昨季3冠王、日本ハム・清宮は18本塁打と結果を残したが、安田は昨季9本塁打。2ケタ本塁打にも届かず後れを取っていた。それでも村上とはよく食事する仲で「すごすぎて参考にさせてもらってます」と安田は謙虚な姿勢を崩さず背中を追いかけた。一方、チームでは同学年の池田との内野の定位置争いもあって「常に危機感を持っている」。同級生を刺激に本領を発揮し始めた。

 チームは5月10勝4敗2分けで早くも月間勝ち越しを決め、水曜日は昨年8月24日の西武戦から破竹の13連勝。吉井監督は「(安田は)やっぱり中距離バッターなのかなと思っていたところで打ってくれた。あの2発がめちゃめちゃ大きかった」と喜んだ。リーグ最少21本塁打のチームにあって、安田の覚醒はロッテをさらに勢いづけそうだ。(小田原 実穂)

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