日本ハム・上沢が5年ぶり完封!対戦経験のある坂口智隆氏が語った“強み”とは
ベースボールキング
- ニュース
2023.5.18(木) 07:24
日本ハム・上沢直之 (C) Kyodo News
◆ 「角度」×「緩急」×「闘志」日本ハムは17日、本拠地での西武戦に3-0で勝利して最下位を脱出。先発の上沢直之は9回・120球無失点の熱投で、自身5年ぶりの完封勝利を挙げた。
初回は不運な二塁打で二死二塁のピンチを招くも、先月の月間MVP・中村剛也を148キロの直球で空振り三振に斬りピンチを脱出。その後も出塁は許すものの、一人一人丁寧に打者を抑える投球で6回までスコアボードに0を並べる。
7回には一死からデビッド・マキノンの打球が臀部に直撃するアクシデントに見舞われたが、ベンチで治療後マウンドに戻ると、そのまま最終回まで一人で投げ抜き、西武打線に三塁を踏ませなかった。
同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した齊藤明雄氏は「角度良くボールを投げ込んで、緩急の付け方も上手い」と上沢の投球を評価。
続けて「キャッチャーの清水(優心)が上沢の良い所・良いボールを要求して、その通りに上沢が投げた」と女房役の好リードも称えた。
また、同じく番組に出演した坂口智隆氏も「上の方で球を離すタイプのピッチャーなので、上から全部の球種が降ってくるようなイメージですね」と現役時代の対戦経験を振り返りながら特徴を語り、「だから高めでも低めでも空振りが取れる」と強みについて言及した。
これでチームは再び最下位を脱出。上沢としても、前回対戦時に6回途中9失点(自責8)と打ち込まれた西武にリベンジを果たした。
4位の西武とも1.5差と徐々に上が近づいて来ているだけに、ここから一気に逆襲へと転じることができるか。頼れるエースの投球から、今後も目が離せない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』