【ロッテ】パ最少33戦11盗塁が1試合で5盗塁…体重115キロ・アジャ5年ぶり盗塁で勝ち越し

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2023.5.15(月) 05:15

3回2死一、三塁、盗塁を決めた井上

◆パ・リーグ 日本ハム2―5ロッテ(14日・エスコンフィールド)

 加藤貴に完封された前日は「対策が甘かった」と悔しがっていたロッテ・吉井監督。だが、メネズ対策は完璧だった。

 攻略のポイントは「足」。俊足の和田、友杉、藤原を9、1、2番に並べたスピード型布陣が、2点を追う3回に機能した。1死から和田がバント安打&二盗。友杉も安打&二盗で続くと、藤原の内野安打と中村奨の犠飛で追いついた。

 「けん制はうまいが、スライドステップ(クイック)は甘い」と、外国人左腕の弱点を見抜いた足攻。さらに2死一、三塁から、体重115キロの巨漢・井上にまで二盗のサイン。慌てた捕手・伏見の悪送球で、勝ち越し点をもぎとった(記録は盗塁と失策)。

 日本ハム・新庄監督が「あの3点目が余計」と嘆いた井上の爆走に続き、4回には田村のスクイズでもう1点。モニター画面には笑顔で拍手する吉井監督と、天を仰ぐ新庄監督。前日とは正反対の明暗がにじみ出た。前日までリーグ最少の11盗塁も、この日だけで5盗塁。得点力不足が課題のロッテ打線が、新たな攻撃の形を生み出した。

 5年ぶりの盗塁(通算2個目)だった“アジャ”は「ホームランよりうれしい。タイムリー打った気分」とニコニコ。選手たちがベンチの思惑や自身の役割を理解し、開幕からの安定した戦いにつなげている。首位オリックスが引き分け、1ゲーム差。16日からはホームで直接対決だ。(遊軍・星野 和明)

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