【西武】隅田知一郎 6回3分の1を3失点も4敗目「次は頑張ります」

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2023.5.14(日) 19:11

隅田知一郎

◆パ・リーグ 西武0―5楽天(14日・ベルーナドーム)

 狙いは間違っていなかった。5回1死。楽天・フランコを打席に迎えた西武・隅田知一郎のプランは明確だった。2回の第1打席で空振り三振を奪ったチェンジアップにはタイミングが合っていなかった。「多分チェンジアップを打ちにくる」。初球122キロのチェンジアップで空振りを奪うと、2球目も同じ球を選択。しかし、真ん中に入ってしまった122キロを左翼席に運ばれた。「ワンバウンドを振らせたかったのですが。もう1個、低く投げたかったです」と先制ソロを献上した痛恨の1球を悔しがった。

 その直後、島内、小郷に続けて二塁打を許して2点目を許すと、今季初めてとなった7回1死で降板した。「2点とも長打を打たれての失点だったので、それが全てだと思います」。カーブ、チェンジアップをうまく使って4回までは無失点。今季最多タイの9三振を奪っただけに、5回の失点が悔やまれる。松井監督は「投球内容もボール自体も非常によかったと思います。点を取られてから、もしくは走者が出てからの課題というのは当然あると思いますので、そこは本人もわかっているでしょう」と次回に期待をかけた。

 4敗目を喫したとはいえ、6試合中4試合でクオリティースタート(先発で6回以上自責点3以下)を達成するなど、試合を作っている。この日は今季初めて7回のマウンドに立ったが「チームから信頼され、7回もしっかり任せてもらえる投手になれるように頑張ります」と左腕は落ち込むことなく2勝目へ視線を向けた。

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