◆パ・リーグ　西武０―５楽天（１４日・ベルーナドーム）

　かろうじて大記録は阻止できた。楽天・滝中の緩急を生かした投球に翻弄されて、９回１死まで無安打無得点。代打・平沼の右前打で意地は見せたが、放った安打はこの１本だけだった。松井監督は「平沼はよく打った。的を絞るのが非常に難しかった」と振り返った。

　技巧派右腕に対し、１２日にプロ初先発で初安打を放った古市を２番に起用。「捕手で２番は難しいのですが、非常にコンタクト率も高く当てるのがうまいので、何とか動かしながらと２番に起用しました」と指揮官。今季３６試合で３３通り目となる打順で臨んだが、９０キロ台のカーブに最後までタイミングを外され、先発の隅田を援護することはできなかった。

　今季５度目のゼロ封負けを喫し、借金は３に。本拠地での６連戦を１勝１分４敗と負け越したが、松井監督に落ち込むところはない。「切り替えて１試合１試合、しっかり戦っていきたい」と懸命に前を見すえた。

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