楽天・瀧中は球団初ノーノー逃すも2勝目「ボクっぽいな」9回一死に初安打許す

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2023.5.14(日) 17:25

楽天・瀧中瞭太

● 西武 0 - 5 楽天 ○
<9回戦・ベルーナドーム>

 楽天の瀧中瞭太投手(28)は球団史上初のノーヒットノーラン達成とはならなかったが、8回1/3を1安打無失点、3四球9三振に抑え、今季2勝目を手にした。

 立ち上がりから90キロ台のスローカーブにカットボール、フォークといった変化球を散りばめながら、的を絞らせない投球で西武打線を翻弄。8回途中で球数は100球を超えたが、6回以降に7奪三振と終盤も寄せ付けなかった。

 味方打線は5回に6番・フランコの4号ソロと、8番・小郷裕哉の適時二塁打で2点を先制。7回には好リードで瀧中を支えてきた9番・安田悠馬にも一発が飛び出し加点した。

 5点リードで9回のマウンドに上がった瀧中は、先頭の代打・栗山巧にこの試合3つ目となる四球で出塁を許すと、続く1番・長谷川信哉は二ゴロに打ち取ったものの、代打・平沼翔太に123球目のフォークを右前へ運ばれノーノーならず。最後は内星龍にマウンドを譲り、プロ初完封もお預けとなった。

 試合後のヒーローインタビューでは「疲れました」と率直な思いを口にしつつ、「キャンプから田中さんにフォークを教えてもらって試してきた。今日はフォークが良かった。ヤス(安田悠馬)が一生懸命引っ張ってくれたので投げやすかった」とチームメートにも感謝。

 試合中にノーヒットノーランの意識があったか問われると、「ずっとありました。こんな機会ないので。やれるときにやりたいなと思ったんですけど。ボクっぽいなと思います」と胸の内を明かした。

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