16安打快勝のオリックス 松中氏も好調打線を高評価「繋ぐ意識が非常に強い」
ベースボールキング
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2023.5.14(日) 07:54
オリックスのT-岡田(C)KYODO NEWS IMAGES
◆ 「打線の好調が持続しやすくなる」オリックスは13日、本拠地でのソフトバンク戦に8-3で勝利。16安打8得点と打線が爆発し、今季4度目の先発全員安打を記録した。
3回に紅林弘太郎の適時二塁打で先制点を奪うと、宜保翔も適時打で続き序盤に3点を先制。その後、一度は同点に追いつかれたものの、5回に頓宮裕真の適時打で勝ち越し。6回には茶野篤政と野口智哉の連続適時打で点差を広げた。
8回にはこの日一軍に昇格したT-岡田が代打で登場。いきなり2点適時打で期待に応えてダメを押した。終わってみれば本塁打なしの16安打8得点。連敗を2でストップした。
これが今季4度目の先発全員安打となったオリックス打線。13日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の松中信彦氏は「杉本裕太郎、森友哉と長打の打てるバッターが離脱しているなかで、この試合もホームランなしで8得点。“繋ぐ意識”が非常に強い今のオリックス打線だと思います」とコメント。
35試合を終えてチーム打率.276はリーグどころか12球団No.1。離脱者が続出している中での現状にも「大振りしないでコンパクトに打っているので、そうなると打線の好調が持続しやすくなる」と太鼓判を押した。
また、今季初の一軍昇格ですぐに結果を残したベテランのT-岡田ついては「一軍に上がってきたのは本当に大きい。ベテランの選手が大事な場面で代打として出てくるのは、相手としては嫌だと思う」と存在感の大きさを強調。
続けて「良いスタートが切れたと思うので、打線にも厚みが出てきた」と良い形で一歩目を踏み出したベテランのさらなる活躍に期待を寄せた。
同じく番組に出演した解説者の谷沢健一氏も「若い選手はこれから良い時と悪い時の波が来る時があると思う。こういう時にT-岡田が戻ってきたことは、チームにとって本当に大きい」と同調する。
好調な打線に頼れるベテランが加わり、“猛牛打線”の勢いがさらに増してくれば、3連覇に向けて大きな強みとなることだろう。
今季初出場で結果を残した35歳には、今後もここ一番での活躍に期待したいところだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』