ファンの歓声に応える日本ハムの江越と加藤貴 (C) Kyodo News

◆ 「半速球には強いバッター」

　日本ハムの江越大賀は13日、本拠地で行われたロッテ戦に「8番・中堅」で先発出場。3回に2試合連発となる2号3ランを放つなど、2打数2安打3打点の活躍で勝利に貢献した。

　日本ハムは3回に福田光輝と上川畑大悟の適時打で2点を先制すると、なおも二死一・二塁のチャンスで江越がロッテ先発・森遼大朗の134キロのスライダーをフルスイング。打球は左中間スタンド最深部に突き刺さった。

　試合後のヒーローインタビューでは「僕もたまには打つので、今日来ていただいた皆さんはラッキーだったと思います。このユニフォーム（新庄監督がプロデュースした赤黒のド派手ユニホーム）は僕が一番似合っていたと思います」と嬉しそうに語った。


　江越のホームランについて、13日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の松中信彦氏は「ここまで（左中間スタンド最深部）飛ばせるんですから、やっぱりパンチ力があると思います」とコメント。

　続けて「僕の印象は、半速球に強いバッターだと思う。パ・リーグには力があるピッチャーが多いので、速いまっすぐをどんどん打てるようになると、もっとホームランも打てるようになるし、打率も上がってくると思う」と語り、ポテンシャルの高さを称えつつ今後の課題を挙げた。


　同番組に出演した解説者の谷沢健一氏も「阪神から日本ハムに来て、非常に水が合っていると思う」とパ・リーグへの適応に太鼓判を押す。

　昨オフのトレード移籍からここまで27試合に出場して打率.208となかなか数字は上がってきていないものの、徐々に状態は上向き。新庄監督も期待を寄せる30歳の覚醒はあるか、ここからの活躍に期待したい。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

【動画】「たまには打つ」…ファンの笑いを誘った江越のお立ち台