【日本ハム】加藤貴之「投げきりたかった」“襟対策”ハマり今季初完封!1か月ぶりの2勝目
スポーツ報知
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2023.5.14(日) 05:00
◆パ・リーグ 日本ハム5―0ロッテ(13日・エスコン)
日本ハム・加藤貴之投手が13日のロッテ戦に先発し、9回無四球で今季チーム初完封を飾った。球数102、散発4安打と圧巻の投球で4月14日・西武戦(エスコン)以来、約1か月ぶりの2勝目をつかみ「ブルペンの皆さんも疲れている。9回を投げ切れてよかった」と胸を張った。
序盤から直球、スライダー、フォーク、チェンジアップを多彩にコーナーに投げ分けてロッテ打線を翻弄。7回終了後には交代も打診されたが「行きたいです」と志願の続投。「体は元気だったし、前回、前々回とふがいない投球が続いていた。ブルペンに迷惑をかけているので投げきりたかった」と日頃はクールな男が意地を見せた。終わってみれば二塁すら踏ませぬ快投で、自身4試合ぶりの勝利を手にした。
「対策」もばっちりハマった。この日は新庄剛志監督プロデュースのド派手な襟付き新ユニホームを着用。初めて着た際に気になったのは「襟。襟しかない」。投球時に首元が触れる感覚に違和感を覚えた左腕は、11日に本拠地で新ユニを着てブルペン入り。「練習しときましょうよ」と提案してきた上沢と共に準備を重ね「意識して練習しておいてよかった。徐々に慣れてきた」と好投につなげた。
100球未満完封の「マダックス」こそ逃したが、同学年の江越が3ランを放つなど、ハイテンポな投球で援護も呼び込んだ。新庄監督は「(試合が)一瞬で終わった感じ。もう安心しきって、守りのことは考えてなかった」と試合後にベタ褒め。捕手の伏見も「今日は加藤が良すぎた」と絶賛した。「先発は週1回しかないし、長いイニングを投げることが大事。粘り強く投げられたと思う」と背番号14。新球場・エスコンフィールド初の完封勝利にふさわしい、開幕投手の鮮やかな快投だった。
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