【西武】高橋光成が7回2失点でハーラートップタイの4勝目「気持ちを切らさず丁寧に投げられた」

スポーツ報知

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2023.5.13(土) 19:17

お立ち台でファンの声援に応える鈴木将平(左)と高橋光成 (カメラ・佐々木 清勝)

◆パ・リーグ 西武7―4楽天(13日・ベルーナドーム)

 何かを変えれば流れも変わるはず。2回までに3四死球などで2点を失った西武・高橋光成は、3回から長髪を結んでいたゴムを取ってマウンドに向かった。「何でもいいから変えたいと思って」。投球のテンポも速くして150キロの速球、スライダーを投げ込んでいく。「2点で粘れたのもよかったし、走者を出しても気持ちを切らず、丁寧に投げられたというのが僕の中で一番良かったですね」と、7回を6安打2失点にまとめての4勝目を満足げに振り返った。

 前日は4時間20分の末、延長12回引き分け。総力戦となり、中継ぎは8投手が登板していた。6回までに103球を投げて交代を打診されていたが、中継ぎ陣の負担を減らすべく続投を志願。7回を投げきった。「何とかゼロで帰ってこられたので良かったです」と声を弾ませれば、松井監督も「本人がもう1イニングと。当然エースの自覚もあるでしょうし、昨日あれだけ中継ぎが投げた中で、自分がもう1イニングでも多く中継ぎに、という気持ちでいってくれたと思う。そういう素晴らしい姿を見せてくれたと思います」とほめたたえた。

 7回2死三塁で浅村に投じたこの日123球目は球場表示で自己最速タイの157キロを記録したが、球団の機器は158キロを記録したという。「一応、自己ベスト出して。(120球ごろ)あのくらいで自己ベストが出るなと。なぜか分からないですけど、最初から出せるように頑張ります」と高橋。5月に入って3勝7敗1分と乗り切れない流れを、エースが変えていく。

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