【西武】鈴木将平が逆転の3点三塁打「自分らしいバッティングができた」「走魂を体現できるように」

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2023.5.13(土) 19:37

ファンと一緒に勝利を喜ぶ鈴木将平(左)と高橋光成 (カメラ・佐々木 清勝)

◆パ・リーグ 西武7―4楽天(13日・ベルーナドーム)

 守備からリズムを作った。2点を追う4回2死三塁。楽天・山崎が放った左中間への飛球を、西武・鈴木将平が定位置から懸命に追いかけてキャッチ。ピンチの芽を摘んだ。「光成さんもすごく一生懸命投げていて、ここは何とか捕ってやろうという気持ちもありましたし、その勢いのまま打席には入れたのが一番よかったと思います」

 その裏の4回2死満塁。藤平が投じた147キロの速球をとらえると、打球は中越えへ。走者一掃の逆転三塁打に、左腕で力強くガッツポーズを作った。4月2日のオリックス戦(ベルーナドーム)では勝ち越しの三塁打を放っていた。「すごい歓声で、開幕3戦目も打ったんですけど、それと同じくらい盛り上がっていたので、チームも勢いに乗れたなと思います」と頬を緩めた。

 初球から積極的に打ってでる打者が多い中、鈴木は粘って出塁するタイプ。この日は6回の第3打席で右翼線二塁打、8回には三塁内野安打を放ち、今季初の猛打賞を記録した。「ちょっと苦しい期間が続いていたので、ここは貪欲にヒットを打ちにいこうとは思ってたんですけど、いい意味で初球からいかずにヒットも出て、自分らしいバッティングができたと思うので、そのへんはすごく自信になりました」と手応えを口にした。松井監督も「初球から積極的に打ってでる打者が多い中、粘って出塁するタイプ。球数も投げさせられるし、打線としてのアクセントとしては非常にいい役割、働きをしてくれていると思う」と評した。

 外野手の起用は相手投手との相性、調子などで流動的だが、その分、出場機会も出てくるはず。「打線にしっかりなじめるようにするには、四球というよりは打ち気になるタイプが多いと思うので、そういう中で自分が球数投げさせたり、緩急の緩になれるように。緩められるようなのも必要になってくると思うので、そういう意味では走魂を体現できるような選手になれたらいいなと思います」。個性を生かして定位置奪取を目指していく。

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