【西武】中村剛也、40歳シーズン門田博光以来あるぞ本塁打王 オリックス・杉本に並ぶ8号

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2023.5.13(土) 05:20

4回無死一塁、左中間へ勝ち越し2ラン本塁打を放つ中村剛也(カメラ・小泉 洋樹)

◆パ・リーグ 西武4―4楽天=延長12回=(12日・ベルーナドーム)

 この8月に40歳の誕生日を迎える西武・中村剛也内野手は、年齢のことを聞かれると口が重くなる。「年齢を重ねるという言葉は好きじゃないです」「節目だとは思いません」。まだまだいける。本塁打王6度の全盛期と何ら変わらないアーチをかけた。

 4回無死一塁。カウント0―1から田中将が投じた144キロの真ん中やや高めの直球をとらえた。力感のないスイングからきれいな放物線が左中間の客席へ描かれた。4月30日の楽天戦(ベルーナD)以来となる8号2ラン。5月初本塁打に「トノ(外崎)がヒットを打ってくれたので、打てて良かったです」といつものように淡々と振り返ったが、松井監督は「あの技術は本当に素晴らしい」とほめたたえた。

 離脱中のオリックス・杉本に並び、本塁打王争いのトップタイに立った。不惑のキングといえば、88年に門田博光が44本塁打でタイトルを獲得。「そりゃ知っていますけど、そんなに気にしていないです」と素っ気なく話していたが記録更新はもちろん、あと38本に迫った目標の500本塁打も夢ではない。

 今季は20試合で4番に座るが、22年目のスラッガーに違和感はない。「以前はやっぱり4番を打ちたいとずっと思っていましたし、4番で試合に出ていたんですけど、今は特に。早くあの人が4番打てばいいのにと思っています」と言っていた“あの人”こと山川がこの日、出場選手登録を抹消。それでも、西武には頼れる大ベテランがいる。(秋本 正己)

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