【ソフトバンク】柳田悠岐2打席連発!風を無視作戦成功で「チームに貢献できたのが一番」

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2023.5.7(日) 06:45

8回無死一塁、2打席連続の中越え2ラン本塁打を放った柳田悠岐(カメラ・頓所美代子)

◆パ・リーグ ロッテ3―6ソフトバンク(6日・ZOZOマリン)

 ZOZOマリン特有の強風を味方につけた。ソフトバンク・柳田悠岐外野手(34)が1試合2本塁打の大暴れだ。真骨頂は1点ビハインドの8回無死一塁。剛腕・沢村の150キロ直球を強振し、バックスクリーンに逆転5号2ランを突き刺した。「完璧に捉えられた。チームに貢献できたのが一番」。昨年10月2日のシーズン最終戦で歴史的V逸を喫した敵地では、今季5試合目にして初勝利。1分けを挟んでチームを連勝に導き、2位に浮上させた。

 電光掲示板に一時、左翼から本塁方向への風速が「上空20メートル」と表示された一戦。帽子が飛び、ビニール袋が舞い、投手がマウンドでバランスを崩すほどの風が吹き荒れた。関係者によると、打球は球場の特性上、中堅へのフライは失速する一方でライナー性なら伸びるという。ギータは6回1死でも、中越えのソロを低い弾道で運び「風の後押しもあった」と感謝した。

 好結果の要因は風を“無視”したことにあった。前夜(5日)は佐々木朗らに4三振。「昨日は打撃練習の時に風を気にしすぎてダメだった」。この日は2日連続の延長戦が考慮され、野手は室内で個別調整。「室内で自分の形を見直せた」。自身の打撃に集中したことで、昨年7月24日のオリックス戦(京セラD)以来の2打席連発につなげた。

 9回には中前打を放ち、今シーズン3度目の猛打賞。打率3割5分1厘でリーグトップを走り、開幕から27試合連続出塁だ。「ナオ(東浜)だと思ったんで…」。予定されていたヒーローインタビューは熱投した東浜に譲った4番が、タカを上昇気流に乗せる。(小松 真也)

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