◆パ・リーグ　ソフトバンク４―９オリックス（３日・福岡ペイペイドーム）

　ソフトバンクが今季２度目の４連敗で１２勝１２敗の勝率５割、貯金０となった。開幕時を除けば、藤本政権２年目で初の事態だ。

　先発・武田の大炎上が誤算だった。１点リードの２回に中川圭に勝ち越し３ランを浴びるなど、一挙８安打６失点。この回までで先発全員安打を食らい、２回１１安打６失点で２敗目を喫した。２番手・板東が１失点、３番手・古川も２失点と負の流れを止められず、異例の先発全員マルチ安打とされた。今季最悪の９失点。被安打２２は０１年５月１９日のオリックス戦（福岡Ｄ）で２４安打されて以来、２２年ぶりだった。

　打線は初回に今宮の１号ソロで先制するなど、先発全員安打をマークしたが、大量ビハインドをはね返すことはできなかった。この日１軍復帰の新外国人アストゥディーヨに来日初、嶺井に移籍後初の安打が飛び出すなど新戦力に光もあったが、開幕５連勝した時の勢いに陰りが見えてきた。

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