◆パ・リーグ　楽天―ロッテ（２日・楽天モバイル）

　楽天・岸孝之投手がプロ野球史上５１人目の通算１５０勝を達成した。今季自己最長の８回を投げ、６安打４奪三振１失点の力投。今季初勝利をつかみ、金字塔に到達した。

　昨年の９月１１日のロッテ戦（ＺＯＺＯ）で１４９勝目を挙げていた右腕。今季は４月１６日のソフトバンク戦（楽天モバイル）と２３日の日本ハム戦（楽天モバイル）で勝利投手の権利を持って降板するも、救援陣が逆転を許し、勝ち星はつかなかった。

　この日は、初回１死から藤岡に安打を許し、なおも２死一、三塁のピンチを招くも切り抜けると、２回は３者凡退。３回には２死一、二塁と得点圏に走者を進めたが井上を左飛に打ち取った。２―０の４回２死にはポランコに右翼席へソロ本塁打を献上するも、５回は３者凡退。６回１死では四球を与えたが後続を絶った。

　７回には先頭のポランコに右前打を許したが得点を許さず、８回も３人で抑え降板。救援時に託した。

４点リードの最終回、宮森が１死満塁の危機を背負うと、守護神・松井裕がマウンドへ。リードを守りきり、ベテラン右腕に節目の白星を送った。

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