楽天・藤平の好投を解説陣も高評価 斎藤雅樹氏「苦しみながらも攻めの投球ができた」

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2023.4.30(日) 07:34

楽天・藤平尚真 (C) Kyodo News

◆ 気迫の投球で髙橋光成に投げ勝つ

 楽天は29日、敵地での西武戦に8-2で勝利して連敗を「3」でストップ。先発の藤平尚真は6回途中まで100球、2失点の粘投で今季2勝目を挙げた。

 初回から連打に味方のミスと四球が絡んで一死満塁のピンチを背負ったが、デビッド・マキノンを見逃し三振に仕留めると、二死からマーク・ペイトンを二ゴロに打ち取ってピンチ脱出。見事に無失点で立ち上がって見せる。

 その後も走者は許すものの、要所を締める投球で5回を2失点投球。5-2で迎えた6回裏は先頭を四球で歩かせ、そこに味方の失策が重なり無死一・二塁となったところで降板となったが、2番手の伊藤茉央が無失点でしのいで3点のリードを死守した。


 29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した斎藤雅樹氏は、藤平の投球について「苦しみながらも攻めの投球が出来たという所で、今日は良かったと思いますね」とコメント。決して本調子ではなく、味方の拙守もありながら、気持ちで負けなかった点を高く評価した。

 しかし、その一方で課題にも言及。「強いて言うならば、6回の先頭が四球だったんですね。(イニング途中で降板となったことも含め)最後まで投げ切るイニングを作れたほうが、彼にとっても良かったと思いますね」と振り返り、今後に向けた改善点を挙げた。

 これが自身初の西武戦の勝利だった藤平は試合後、「ここから上がっていくだけだと思うので、一試合一試合全力で頑張っていきたいと思います」と意気込みを語っている。

 上位進出に向け、藤平の投球をきっかけに良い流れに乗っていけるか。まずは30日の西武戦でカード勝ち越しに挑む。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』




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