「もったいない部分が多い」…館山氏が見た西武・隅田の現状と課題

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2023.4.27(木) 07:44

西武・隅田知一郎 (C) Kyodo News

◆ 「もっと強弱をつければ……」

 西武の隅田知一郎が26日、敵地でのロッテ戦に先発登板。6回・108球で1失点と力投を見せたものの、打線がロッテ投手陣を攻略できず、今季2勝目はお預けとなった。

 先日389日ぶりの白星を挙げた2年目左腕は、この日も初回からエンジン全開だった。

 2回に連打で1点を失ったものの、続く3回は三者凡退に抑え、4回は二死一・二塁の場面で田村龍弘を愛斗がライトゴロに抑える好守を披露。バックに助けられながらしっかり試合を作ったが、後続が勝ち越し打を浴びて1-2で惜敗を喫した。


 26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した館山昌平氏は、隅田について「追い込んでからの投球だったり、ちょっともったいない部分が多いんですよね」とコメント。

 具体的な例として2回に同点適時打を許した場面を挙げ、「(2球で追い込みながら)3球目を焦って投げて打たれてしまう。そこをしっかり冷静に、もう一つボールで誘っても良かったんじゃないかいうピッチングが多かったと思いますね」と分析した。

 重ねて「三振も9個取っているんですけど、なんとか強弱をつけながら行けば、試合を支配できて2ケタ勝利も簡単なんじゃないかと思うようなピッチング」とし、隅田の能力は評価しつつも“流れを引き寄せる投球”を今後の課題として指摘した。

 番組MCを務めた真中満氏も、打線の援護がなかったことについて触れながら「防げるところを防げなかったり、その辺を繋いで行けばね」と語り、「もっと簡単にペースを作れるんじゃないかと思います」と改善の余地があると言及。もう一段階の進化を求めた。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



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