楽天、サヨナラ勝ちで最下位転落回避 11回に辰己V打、3年目の内プロ初勝利

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2023.4.23(日) 17:11

楽天・辰己涼介 (C)Kyodo News

○ 楽天 4x - 3 日本ハム ●
<6回戦・楽天モバイル>

 楽天は今カード2度目のサヨナラ勝ち。負ければ最下位転落となる接戦を制し、開幕カード以来となる勝ち越しを決めた。

 打線は1点を追う2回、2四球で一死一、二塁の好機を迎え、9番・炭谷の右前適時打で同点。続く1番・小深田はスクイズを決め逆転に成功した。さらに、2番・島内の中前適時打で3点目。2四球に小技を絡め試合の主導権を握った。

 しかし、3回以降は追加点を奪えない展開。投手陣も粘り切れず終盤7回に追いつかれた。それでも延長11回、代打・鈴木大の右前打などで一死一、二塁の好機を作り、途中出場の辰己がサヨナラ打を右中間へ。本拠地は歓喜に包まれた。

 先発の岸は初回、1番・松本剛に先制の先頭弾を左翼ポール際に運ばれると、2点リードの4回は9番・江越に右犠飛を許し2失点目。それでも、なおも二死一、三塁のピンチで松本剛を左飛に退けるなど、5回4安打2失点と踏ん張り勝利投手の権利を得た。

 1点リードの6回からリリーフ陣にあとを託したが、7回に3番手・鈴木翔が同点に追いつかれ、岸の今季初勝利と通算150勝はお預け。それでも8回は西口、9回からは松井裕が2イニングを無失点で凌ぎ、11回にゼロを刻んだ高卒3年目の内にうれしいプロ初勝利が転がり込んだ。

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