楽天のドラフト１位・荘司康誠投手（２２）＝立大＝が２１日、プロ初登板初先発となる２２日の日本ハム戦（楽天モバイル）に向けての意気込みを示した。「（緊張よりも）わくわくのほうが大きいんじゃないかな」と期待感を膨らませつつ「一番は後悔なく、自分の全力をまずはぶつけることだけを考えて、結果はその後に勝手に出てくるのであまり気にせずにしっかり思い切っていければ」と平常心でマウンドに上がる。

　開幕ローテこそ逃したが、２軍戦は３試合で２勝１敗、防御率３・３２と一定の結果を残したことでチャンスが巡ってきた。「自分のコンディションとしてはすごく今はいい状態だと思うので、思い切ってぶつかるだけ」と真っ向勝負を宣言。ハムのエース・上沢との投げ合いとなるが、「上沢さんもここ２戦くらい本調子ではない内容だと思うので、きっと明日の試合には相当覚悟を持って入ってくると思う。僕もそれに便乗というか、自然といい流れで投げられたら。僕は先投げなので、逆にそういう流れをつくろうかなぐらいの気持ちで入れたらいいなと思います」と理想のプランを思い浮かべた。

　開幕から苦境が続くチームに新風を吹き込めるか。２球団競合の黄金ルーキーがいよいよベールを脱ぐ。（長井　毅）

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