【西武】2年目の滝沢夏央がプロ初本塁打「あっという間にホームに着きました」

スポーツ報知

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2023.4.15(土) 18:38

9回1死、右越えソロ本塁打を放つ滝沢夏央(カメラ・中島 傑)

 ◆パ・リーグ 日本ハム0―10西武(15日・エスコン)

 夢心地でダイヤモンドを1周した。9回1死。1ストライクから真ん中低めに入ってきた144キロの速球を西武・滝沢夏央はフルスイングでとらえた。高く舞い上がった打球は右翼ブルペンに飛び込むプロ初本塁打。弾むような足取りでダイヤモンドを1周した。「最高でした。あっという間にホームへ着きました」と笑顔で振り返った。松井監督も「本当にナイスバッティング。本人が一番うれしいでしょう」と喜んだ。

 2021年の育成ドラフト2位で入団。164センチ、65キロと小柄ながら俊足と好守を評価されて昨年5月に支配下登録された。正遊撃手の源田がWBCで右手小指を骨折したこともあり、4月8日のソフトバンク戦から1軍へ昇格。源田からは「頑張ってこいよ」と励まされて送り出されたという。この日は6回の守備から出場し、一振りで存在をアピールした。もっとも自身が長距離打者ではないことはわかっている。「単打、単打で出るのが自分のスタイル。ライナーで外野の間を抜けるような打撃をしていきたいです」と表情を引き締めた。

 記念のホームランボールは新潟の両親に贈るつもりだ。「この体でも(本塁打を)打てたよと伝えたい」。試合後は20分以上の打撃練習。おごることなく上を目指していく。

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