◆パ・リーグ　楽天―ソフトバンク（１５日・楽天モバイル）＝雨天中止＝

　ソフトバンク・藤本博史監督が、開幕１８打席無安打と打撃不振の正木智也外野手を１軍に帯同させながら復調を待つことを明かした。

　飛躍が期待される大卒２年目の右の大砲候補は開幕スタメンに名を連ねたが、ここまで１８打席１５打数ノーヒット。前日１４日の楽天戦（楽天モバイル）でも９回に代打で出場し、空振り三振に倒れていた。当初は５０打席程度チャンスを与える想定だったが、ライバルの上林が上昇気配で出場機会が増えそうな現状と、状態の悪い正木を２軍で再調整させた方がいいのではないか―。指揮官の中でそんな親心が芽生えてきていることも事実だが…。

　「（昨日も）代打の１打席で松井裕もいい投手やけど、何とか食らい付く姿をね。ただ振ってるだけにしか見えないというか。内容は全くないというか、ボールとバットがだいぶ離れてたんで。（２軍で再調整？）それも考えてるんやけどね。内容が良かったらもう少し使えるんだけど。内容も悪いし、（この状態で１軍に置いていても）本人のためにもならないからなと。でも、ある程度チャンスやる言うたんでね。もうちょっと見てみようかなって。上林が良かったら、なかなか出るところがないけどね」

　２軍では同じ外野手の柳町、増田らが好調を維持している。チャンスは当初の想定より多くはないかもしれないが、まずは１本。正木の逆襲が見たいところだ。

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