【西武】平良海馬、先発転向1勝…6回1安打、2戦連続100球超でスタミナ証明

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2023.4.12(水) 05:45

6回2失点で勝利投手の平良海馬

◆パ・リーグ 西武8―3ロッテ(11日・ベルーナドーム)

 「最速156キロの変化球投手」が、メジャー級のポテンシャルを発揮した。今季から先発に転向した西武・平良海馬が、初回に2ランを浴びながらも、その後は6回まで無安打投球と立ち直り、2度目の先発で初めての白星をつかんだ。

 7回1失点だった2日のオリックス戦(ベルーナD)から中8日。じっくり調整できたはずが、「全然狙ったところに投げられなかった」と、立ち上がりから荒れ気味。初回に四球で走者を許し、中村奨に左翼席へ運ばれた。

 とはいえ、一級品の真っすぐにカット、スライダー、カーブ、スプリット、ツーシームを操る技巧派の顔も持つ剛腕。多少の制球難も、逆にロッテ打線に的を絞らせない結果になった。前回(7回115球)に続いて100球をクリアする6回104球。最後の打者となった山口に最速156キロを投げるなど、豊富なスタミナも証明した。

 先発投手としての新たな一歩にも「僕としては初勝利もあまり意味がない。形の上で勝ちがついただけ」と、先発全員16安打の打線に援護された勝利に笑顔はなかった。目指すはローテの柱。松井監督も「苦しい中で粘り強く投げてくれた。(登板後の)リカバリーとか、いろいろ経験しながらですね」と、さらなる成長を期待した。(星野 和明)

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