ロッテ・種市、TJ手術乗り越え988日ぶり勝利 6回0封「サポートのおかげ」
ベースボールキング
- ニュース
2023.4.9(日) 17:36
楽天戦に先発したロッテ・種市=ZOZOマリン (C)Kyodo News
○ ロッテ 10 - 1 楽天 ●<2回戦・ZOZOマリン>
ロッテの種市篤暉投手(24)が9日、本拠地での楽天戦で今季2度目の先発登板。6回1安打無失点の快投で、2020年7月25日以来、988日ぶりの白星を手にした。
初回、先頭の辰己に四球を与えたが、続く小深田を一ゴロ併殺に仕留めるなど3者凡退スタート。2回はすべてのアウトを三振で奪い快調にセロを重ねた。すると味方打線が序盤からつながり2回までに6得点。右腕は大量リードになったあとも気を緩めず、3回以降は楽天打線にヒットを許さなかった。
6回95球、1安打無失点、7奪三振3四球の快投で降板。打線はその後も、安田が今季1号ソロ含む3安打4打点をマークするなど、8回までに今季最多の10点を奪った。
ロッテは敵地で開幕3連敗を喫したが、本拠地に戻り怒涛の5連勝。安田とともにお立ち台に上がった種市は「いつも通りのピッチングをするだけだと思っていたので、いい流れを崩さないように投げられてよかったです」と安堵の表情。投球内容については「ボール先行カウントが多かったが、その中でもフォアボールは出さないように意識した。6回無失点はよかったと思います」と振り返った。
2020年9月に右肘のトミー・ジョン(TJ)手術を受け、復帰した昨季は1試合のみの登板。今季2試合目で988日ぶりの白星を挙げ「サポートしてくれたすべての方々のおかげだと思いますし、ファンの声援も届いていました。そのおかげだと思います。ありがとうございます。1つでも多く勝てるように頑張ります」と完全復活を誓った。