オリックス・茶野篤政［写真＝北野正樹］

● オリックス 2 － 6 日本ハム ○
＜2回戦・京セラD大阪＞

　開幕前に支配下登録を勝ち取ったオリックスの育成ドラフト4位・茶野篤政外野手（23＝四国ILplus・徳島）が8日、本拠地での日本ハム戦に「1番・右翼」で先発出場。チームは敗れたものの6試合連続安打を含む2出塁を記録し、新リードオフマンとして輝きを放った。

　2018年から11連敗中の日本ハム先発・上沢に対し、初回の第1打席はじっくりとボールを見極め四球で出塁。2回の第2打席は2対1と逆転し、なおも無死一、二塁の場面で、キッチリと送りバントを決め好機を広げた。

　4回の第3打席はフルカウント後の外角直球を中前へ弾き返し6試合連続安打をマーク。投手が代わった6回以降は2打席とも倒れ3打数1安打に終わったが、チームが長年打ちあぐねている天敵相手に3打席とも素晴らしい働きを見せた。

　チームは敗れ5回2失点と粘った上沢に“12連勝目”を献上したが、茶野はこの日も躍動。開幕から8戦連続でスタメン起用され、いずれもチームトップの打率.375＆出塁率.483を記録。育成出身の新星が、リーグ3連覇を目指すチームを颯爽と牽引している。