◆パ・リーグ　オリックス２―６日本ハム（８日・京セラドーム）

　オリックスの連勝が２で止まった。

　中嶋聡監督が感情をあらわにする一幕もあった。リプレー検証で判定が覆らず、怒りの表情でベンチの壁をたたいた。場面は２点を追う４回１死一塁。西野のゴロを二塁手・谷内がグラブではじいた後に二塁にトス。二塁塁審・山村はアウトのジャッジも、指揮官はすぐさま大きなジェスチャーでリクエストを要求した。

　球場内のビジョンでは、滑り込んだ一塁走者・茶野の右足が先にベースに着いているように見え、本拠地に歓声が響いた。しかし、リプレー検証の末、判定はアウトのまま。場内は一転して、ブーイングが渦巻いた。結果、２死一塁から続く中川圭が左翼線二塁打を放ち、好機を広げたが、森が中飛に倒れて得点につながらなかった。

　ただ、４回以外も打線は拙攻が目立った。天敵・上沢を打ちあぐね、５回までに７安打を浴びせながら、２点止まり。最後に上沢相手に勝ったのは１７年４月７日（ほっと神戸）で、６年越しの１２連敗となった。

　先発の村西は３回１／３を２安打４失点で降板。１点ビハインドの４回１死から四球、死球を与えてピンチを招いて交代を告げられ、２番手・本田が２点打を浴びた。２０年以来３年ぶりの先発マウンドで黒星を喫した。

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