日本ハム・上沢直之投手（２９）が得意の「猛牛狩り」で今季初勝利を狙う。８日のオリックス戦（京セラＤ）で今季２度目の先発に挑む右腕は、１８年４月２４日（札幌Ｄ）から１１連勝中の相手に対し「得意という意識はないけど、とにかくチームが勝てる内容で終わりたい」と自覚をにじませた。

　打線の核を封じる。今季から主軸だった吉田（レッドソックス）に代わり、新たに森が加入。昨季は打率３割、１本塁打と打たれただけに「（吉田）マサが抜けて、森が入って、打線の雰囲気も変わっている。そこは注意しないといけない」と左の主砲を警戒した。

　初登板だった１日の楽天戦（エスコン）は５回１失点も、与四球７。「必要以上に力が入ってフォームを崩した。もう少し大胆にいってもよかった」と反省した。１週間でフォーム、力感を修正し、状態は上向き。「チームの悪い流れを早く切れるように、最少失点で抑えたい」と気合を入れた。

（堀内　啓太）

　【２５日小祝が始球式】　日本ハムは２５日のオリックス戦（エスコン）で北広島市出身の女子プロゴルファー・小祝さくら（２４）＝ニトリ、写真＝がファーストピッチセレモニーを務めると発表した。９８年度生まれの「黄金世代」でツアー通算８勝の小祝は、新球場が完成した同市で幼少期を過ごし、今回が地元がい旋となる。

　小祝は球団を通じ「マウンドに立つことが夢で、お誘いを受けた時は本当にうれしかったです。キャッチャーに届くように気持ちを込めて投げたいです。地元に建ったエスコンフィールドは北広島の新たなシンボルになり、私も大変うれしく思います。ぜひたくさんの方に北広島へ遊びに来てもらえたら。いつか私もタワー１１ホテルに宿泊し、部屋から野球観戦ができる日を楽しみにしています」とコメントした。

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