◆パ・リーグ　楽天―西武（６日・楽天モバイル）

　西武・山川穂高内野手が勝利を引き寄せる適時二塁打を放った。１点リードの８回１死一塁、鈴木翔の外角低めに沈む変化球に反応。逆らわずに右中間へ運んだ。「いい感じです」とうなずいた。

　この日の試合前の打撃練習は球場ではなく室内練習場で行った。ＷＢＣでエンゼルス・大谷に聞いた話が参考になっているという。「外でも中でも一緒じゃないですかとなって。外で打つとお客さんが見てるし、どうしても飛ばしたい。そこから多少ずれも出てくる可能性もある」と理由を説明。今後は本拠地、地方球場を除いては可能な限り室内で打撃練習をする考えだ。

　４回の第２打席でも中前安打を放ち、２試合連続のマルチ安打で打率は３割４厘に上昇。「センターに飛ぶようになっているのがいい。昨日も今日の最初の安打は追い込まれてからだったので、追い込まれる前に最後の打球を打ちたい。追い込まれてからだと、何とかしたい気持ちもあるけど、三振するリスクもあるので。できれば早いカウントでいいスイングをして前に飛ばせれば調子も上向くと思う」と今季初アーチへ照準を合わせた。

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