ソフトバンク・石川柊太 (C) Kyodo News

◆　「今年は“心を燃やせ”がテーマ」

　ソフトバンクは4日、オリックスとの試合に6－1と勝利。これで開幕から無傷の4連勝をとなった。

　この試合、先発をしたのはプロ10年目の石川柊太。オリックス打線に対し、7回、114球、被安打4の無失点投球を披露し今シーズン初勝利を飾った。

　試合後のヒーローインタビューで、石川は「いつもだったら5回とかで気持ちが落ちたりする事があるが、今年は“心を燃やせ”というテーマで1年間やると決めたので、ここでギアを上げるんだという気持ちで5回後半投げて、結果的に良かった」と、今季の投球テーマを交えながらこの試合を振り返った。

　石川のピッチングについて、4日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の五十嵐亮太氏は「良かったですね。インコースの真っ直ぐであったり、パワーカーブ、そしてスプリットをしっかりと低めに集めたところが良いピッチングに繋がった。全体的にまとまっていて、無四球はかなり凄いこと」と絶賛をした。

　また、同じく解説者の谷繁元信氏は「石川は、ストライクとボールがはっきりしている時や、ストライクゾーンでのボールのキレが無かった時に打たれやすくなる。今日くらいストライクゾーンの中にボールが来れば、十分に抑えることができる」と調子が悪い時の課題を指摘しつつ、この試合での投球を好評価した。

　今季は、千賀滉大がメジャーに挑戦しチームを離れただけに、石川の活躍は欠かすことができないだろう。31歳の右腕がどれだけの成績を残すのか注目だ。

☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』