【西武】松井稼頭央監督初勝利にPL恩師・中村順司氏メッセージ「『走魂』は稼頭央らしいスローガン」
スポーツ報知
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2023.4.3(月) 05:40
◆パーソル パ・リーグ 西武4―1オリックス(2日・ベルーナドーム)
西武の松井稼頭央新監督(47)が、オリックス戦で待望の初勝利を手にした。同点の8回に、2軍監督時代から指導してきた鈴木将平外野手(24)の2点三塁打などで勝ち越し、3戦目で今季の新人監督一番乗りで白星を挙げた。PL学園(大阪)で松井監督を指導した中村順司氏(76)が教え子の監督初勝利へメッセージを送った。
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昨秋、稼頭央の監督就任が決まった際、電話で連絡をもらいました。1軍ヘッドコーチに就任してから常に(前任の)辻監督の横にいるシーンを見ていたので、次期監督に、という意味があるのかなと感じていました。しっかり準備をして、満を持しての就任だと思います。
今季のスローガンは「走魂」とのことです。最近のプロ野球は投高打低。安打はそう出ないでしょう。1点を取るにはどうしたらいいのかを考えた上でのテーマとみます。いい選手は脚力がありますし、機動力のあるチームは相手には脅威。稼頭央らしいスローガンではないでしょうか。
稼頭央を支えるヘッドコーチの平石は、PLでの教え子としては最後の選手です。主将として同級生、後輩からも信頼される人柄で、我慢強い性格。物事をはっきりと言いますから、稼頭央にとっていい相談相手になるはずです。5歳違いとはいえ、PLの寮生活で培われた先輩、後輩のつながりは今でも生きています。監督、ヘッドコーチとして手を取り合い、優勝することを期待しています。
◆中村 順司(なかむら・じゅんじ)1946年8月5日、福岡県生まれ。76歳。PL学園で1963年のセンバツに出場し、卒業後は名古屋商大から社会人野球のキャタピラー三菱でプレー。80年秋にPL学園の監督に就任。98年センバツの退任まで甲子園で春3度、夏3度の優勝。甲子園20連勝の記録を残し、勝率8割5分3厘は歴代1位。桑田、清原、立浪ら多くのプロ野球選手を育てた。
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