【ロッテ】開幕3連敗 初球から積極的な姿勢は浸透も本当の意味で体現できていない…担当記者が「見た」

スポーツ報知

  • ニュース

2023.4.3(月) 05:50

6回の攻撃を終え、投手交代を告げにベンチを出る吉井理人監督(カメラ・渡辺 了文)

◆パーソル パ・リーグ ソフトバンク5―3ロッテ(2日・PayPayドーム)

 就任1年目のロッテ・吉井理人監督は試練の開幕3連敗となった。

* * *

 吉井監督の初白星が遠い。6回に開幕から24イニング目で初得点をもぎとり、1点差で迎えた7回。藤原、岡がともに空振り三振、さらにルーキー友杉が3球で見逃し三振。打線に火がついたと思いきや、3者連続三振で流れは止まった。

 指揮官に落胆の色はない。「現状ご覧の通りチーム力としての差がかなりある。やるのは選手だけど、手助けをして戦えるチームをつくりたい」。しかし、掲げる積極性の本当の意味を、まだ全員が体現できていないように見える。

 高めのボール球に手を出してしまう場面や、得点圏に走者を置いた時の三振、好機での併殺打が目立つ。冒頭のシーンはひとつの象徴で、三振はこの日の11個を含め3試合で31となった。初球から積極的に行く姿勢は浸透している一方、粗さがあるのは否めない。

 6回には友杉のプロ初安打から3得点を奪い「点入ると楽しいですね」と笑った指揮官。開幕から3連敗とはなったが、21年は開幕5連敗から優勝争いを繰り広げ2位にはい上がった経験値もある。4日からは本拠地ZOZOで日本ハムとの3連戦。念願の初勝利が、チームを好転させてくれるはずだ。(小田原 実穂)

関連ニュース

【ロッテ】ドラ2・友杉篤暉のプロ初ヒットから反撃!24イニング目で初得点奪い1点差に迫る
【ロッテ】美馬学が4回4失点で降板…打線は再び援護無し
【ロッテ】ZOZOマリン内キッズ施設「Life―do.Plusキッズスクエア」が完成
【ロッテ】右肘手術から先発復帰の種市篤暉が10Kも4回1失点で降板 勝利投手の権利得られず
【ロッテ】トミー・ジョン手術から先発復活の種市篤暉が先頭から5者連続奪三振

記事提供:

スポーツ報知