【日本ハム】清宮幸太郎、初サヨナラ打でエスコン初勝利「優勝するために、僕が打たないと始まらない」

スポーツ報知

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2023.4.2(日) 06:00

延長10回無死二塁、サヨナラ打を放った清宮幸太郎(中央)はナインの祝福に笑顔でガッツポーズ(カメラ・中島 傑)

◆パーソル パ・リーグ 日本ハム4×―3楽天(1日・エスコンフィールド)

 日本ハムが楽天をサヨナラで破り、開幕2戦目で新球場「エスコンフィールド北海道」の公式戦初勝利と今季初白星を挙げた。同点の10回無死二塁から清宮幸太郎内野手(23)が自身初の劇打を右前へ運び、ヒーローとなった。新球場の「顔」として期待がかかる男はスポーツ報知に、今年にかける思いを激白した。

 「新時代」の幕開けを告げる一打が、エスコンの天然芝に弾んだ。清宮は二塁走者がヘッドスライディングで生還するのを確認し、右手を突き上げ、雄たけびを上げて跳びはねた。初のサヨナラ打。

 「こんな日に打てるだなんて。いろんな人たちのパワーが乗り移ってくれた」

 ベンチを飛び出した仲間にもみくちゃにされ、顔を紅潮させてハイタッチを繰り返した。

 4時間22分の死闘を劇的に締めくくった。10回無死二塁。甘く入った130キロのチェンジアップを鮮やかに右前へはじき返した。お立ち台では感慨深げに言った。

 「今日のサヨナラ打で(エスコンが)最高に特別な場所になりました」

 昨季初めて規定打席に到達。プロ6年目の開幕は、特別な思いを胸に迎えた。

 「今年は本当に勝負。優勝するためには、僕が打たないと始まらない。責任感をすごく感じています」

 目指すのは「チームの顔」。昨季まで同僚だったソフトバンク・近藤の姿をリーダーの理想像に掲げる。

 「数字で引っ張るのはもちろんですけど、絶対に調子の波はある。自分がダメなときも周囲を鼓舞できる存在が、チームの顔だと思っています。みんなそこを見ている。近藤さんは、どんなときでも勝つことを常に考えていましたし、見習わないといけないです」

 日本ハムは04~22年まで札幌Dを本拠とし、5度のリーグVと3度の日本一。北海道の「顔」だったスターたちの姿が焼き付いている。

 「新庄さん、ダルビッシュさん、大谷さん、稲葉さん、小笠原さん…。たくさんいますね。本当に」

 その新庄監督の下で、新球場元年を迎えた。

 「去年から使ってくれた監督の期待に応えたい。僕を見た子どもたちが『野球を始めたい』と思ってもらえるようなプレーをしたい」

 開幕戦では敗れた。新球場初勝利を待ち望んだ3万637人のファンに、バットで最高の結末を届けた。

 「見に来た方たちを絶対つかんで離さない。熱い試合を毎回見られる。そんなファイターズをつくっていきたい」

 歴史的な一年をスタートさせた日本ハムの中心には、頼もしい背番号21がいる。(取材・構成=内田 拓希)

 ◆ちょっといい話 新庄監督は殊勲打の清宮を「1年間褒めることはないかな。褒めたら、またぶくぶく太りそう」と愛情の裏返しでいじったが、清宮の「自覚」は2年前から芽生えていた。

 21年秋、清宮はタンパク質を中心とした食事制限などを自主的に開始。その直後に、新庄監督から「ダイエット指令」を受けた。結果的に3か月で約10キロの減量に成功し、昨季は自己最多の18本塁打。「(自主的な減量とダイエット指令は)まあ、ほぼ同時だったんで」と話したが、主体的なプロ意識が進化につながっている。(内)

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