【ソフトバンク】大関友久、育成出身2人目の開幕勝利「すごくワクワクできました」

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2023.4.1(土) 05:40

6回1死一塁、藤原恭大の打球を正木智也が好捕、ガッツポーズを見せるソフトバンク先発・大関友久(カメラ・渡辺 了文)

◆パーソル パ・リーグ ソフトバンク4―0ロッテ(31日・PayPayドーム)

 帰ってきた大歓声を浴び、大関はダンディーな声を響かせた。「重圧は感じていたんですけど、1球目を投げる時にすごくワクワクできました。プロ野球選手になってから、一番いい試合になったんじゃないかなと思います」。育成出身では千賀、石川(ともにソフトバンク)に次ぐプロ野球3人目の開幕投手という大役にも動じず、6回1死まで完全投球の7回2安打無失点。最速152キロを計測し、21年の石川以来、同2人目の開幕星を手にした。

 斎藤投手コーチが「24時間、野球のことを考えてるんじゃないか」と言うほど研究熱心な男。練習の合間はもちろん、時には風呂場でも投球フォームを確認する。昨オフには3400万円増の年俸4500万円で契約更改したが、今も“愛車”は約8万円のロードバイク。開幕戦のこの日も自転車通勤で球場入りするなど、変わらない“庶民派”な一面も愛される理由だ。

 チームは7年連続の開幕戦白星。藤本監督は「(大関は)素晴らしい。本当によくやってくれました」と孝行息子をたたえた。次回は中7日で8日の西武戦(宮崎)に先発する背番号42が、3年ぶりの日本一奪回に向けた鍵を握る。(中村 晃大)

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