【楽天】田中将大、新球場・エスコンで初勝利 高校時代過ごした北海道で「忘れられていないんだな」声援に感謝

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2023.3.31(金) 05:00

勝利しポーズをとる田中将大(カメラ・中島 傑)

◆パ・リーグ 日本ハム1―3楽天(30日・エスコンフィールド)

 2023年のパ・リーグが、新球場「エスコンフィールド北海道」の初公式戦となった日本ハム・楽天戦で先行開幕した。セ、パ両リーグが6球団ずつになった58年以降は初の1試合のみの先行開幕。歴史的一戦で楽天のオープニングマウンドを託された田中将大投手(34)が5回2/3を1失点の力投。駒大苫小牧出身で“第2の故郷”でもある北海道で、新球場一番星を挙げた。日本ハムは打線が3安打1得点と奮わず、新本拠初勝利は、1日の2戦目以降に持ち越しとなった。

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 ピンチを切り抜けた田中将は2度大きく吠(ほ)えた。1―0の5回2死一、二塁。4回までは完璧に抑える投球を披露していた右腕がこの日、初めて招いた危機。宇佐見を直球で捕邪飛に打ち取ると、感情をあらわにした。「(今年は)声出し応援があるということで、その熱気にも押されて自分の感情が爆発しました」。北の大地に育まれたレジェンドが思い出の地で12球団最初の白星をつかみとった。

 エスコンの新球場オープンを祝して先行開幕となった歴史的一戦。この日、最速150キロの直球とスライダーを中心にアウトを重ね、奪った三振は5つと相手打線を封じ込んだ。日米通算6度目の開幕投手を務めた右腕は「僕には経験があるので。慌てることなく、しっかり地に足を着けて、投げることができた。日本では開幕投手2回目で初めて勝ったのでうれしい」と胸を張った。5回2/3を2安打1失点。新球場一番星は、自身にとって日本での開幕戦初勝利にもなった。

 駒大苫小牧時代、2年生だった05年夏に全国制覇を果たし、翌夏には決勝で早実・斎藤佑樹(元日本ハム)と投げ合い、再試合にもつれる死闘を演じた“北の英雄”。新球場初戦で詰めかけた3万1092人の大多数が日本ハムファンというアウェーの中だったが、敵軍ファンも拍手を送るなど温かく迎えられた。「忘れられていないんだな、と。いつまでもそう思ってくれるのはうれしいです。そういう人の温かさは高校入学の直前から感じていた。今もやっていただいてありがたいです」。雄姿で恩返しをした。

 前日の29日は妻であるタレントの里田まいさんの誕生日。昨年は当日に登板し、バースデー勝利を飾った。2年連続で勝利という最高の誕生日プレゼントを贈った。この日も、まい夫人ら家族が球場に訪れた。愛妻のふるさとでもある北海道で勝利を挙げ「そういう試合で勝てるのは自分としてもうれしい」と声を弾ませた。

 この1勝で日米通算200勝まで“マジック9”とした。「緊張していましたが、いい緊張感で投球できた」。北海道で輝いた一番星が、チームに勢いをもたらした。(内藤 菜月)

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