【オリックス】森友哉、WBC辞退が「間違っていないと思える一年にしたい」単独インタビュー

スポーツ報知

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2023.3.29(水) 04:30

キャンプ中、山本由伸と話をする森友哉(左)

 オリックス・森友哉捕手(27)がスポーツ報知のインタビューに応じ、WBC辞退の分も活躍することを誓った。9年間在籍した西武からFAで加入。メンバー入りが期待されていたWBCを辞退したが「(選択が)間違っていないと思える一年にしたい」と語った。31日の開幕戦は昨年までの本拠地ベルーナDで古巣が相手だ。(取材・構成 長田 亨、小松 真也)

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 FA加入した森がリーグ3連覇、2年連続日本一を目指すオリックスの新たな正捕手となる。

 「去年までは若月や伏見さん(日本ハムにFA移籍)がリードしていましたが、自分は自分の色があると思っています。これまでのものを参考にしながら、自分の色も出していく」

 WBCは出場を辞退した。新天地での活動に専念するためだった。その選択に対する質問には、食い気味に返答した。

 「やってみないと分からないですけど(選択が)間違っていないと思える一年にしたいです」

 2月のキャンプでは、投手ほぼ全員の球を受けた。捕手として大切にしてきたことがあった。

 「バッテリー間のコミュニケーションや意志の疎通が一番大事だと思って、ここまでやってきました」

 野手とも積極的に意見交換。互いに向上するために「遠慮」は不要とした。

 「技術系の話は、誰とでも『ウィンウィン』で話したい。先輩やから気を遣って言うとか、後輩やから気を遣われるとか、そういうのが嫌。後輩からも思ったことは言ってほしいし、先輩でも思ったことは言います。年齢はあまり関係がないと思います」

 西武といきなり開幕戦でぶつかる。

 「古巣とベルーナドームでやるという実感もイメージも、まだ湧いていないのが正直なところです。楽しみもあり、少し不安もあるのかな。ブーイングされるのかな、とか」

 相手の開幕投手は手の内を知る高橋。1日の練習試合では2打数無安打。

 「打ちにくいと思いました。どのカウントでも何でも(球種を)投げてくるので、絞りにくい。(球を)受けるのと打席に立つのとでは、全然違います」

 西武で2度のリーグ優勝を経験したが、日本一は未経験。

 「個人としてはキャリアハイを目指しています。(捕手出身の)中嶋監督にもいろいろと教わって、成長していきたいと思います」

 ◆森 友哉(もり・ともや)1995年8月8日、大阪府生まれ。27歳。大阪桐蔭2年時に甲子園春夏連覇。2013年のドラフト1位で西武入団。19年にMVP、首位打者でリーグ優勝に貢献。ベストナイン3度。通算926試合で909安打、打率2割8分9厘、102本塁打、449打点。170センチ、85キロ。右投左打。年俸2億1000万円。

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